【s12ダブル】メガルカリオウインクレセ
まずはメンバーの紹介から。
この6体の並びになっています。
1.構築の経緯
本構築では、威嚇の効かない高火力格闘打点として特殊メガルカリオの採用を軸と据えました。
これは、最近使用率が上昇傾向にあるガルポリ2キッスの存在と、鋼枠がドランに偏っている今、ガルドは減少傾向にあるとの考えから、キッスに打点が用意できてスタン特有の受けまわしに負担がかけられることを評価してのことです。
その際、メガルカリオの貧弱な耐久を補うポケモンとしてバクア鬼火ウインディを、格闘地面の安定した引き先となりうるクレセリアを採用しました。クレセリアはバクア鬼火ウインディとの兼ね合いを考慮して瞑想クレセリアに決定しました。
まとめると、環境に通りそうなルカリオによるイージーウィンと、クレセリアの要塞化のスイッチを主な立ち回りとして狙っていきます。
(以下敬語省きます)
2.個別解説
ルカリオ@メガ石 波動弾/ラスターカノン/この指とまれ/守る
メガ前:145‐×‐90‐167‐91‐156
メガ後:145‐×‐108‐192-91‐180 cs252d4 臆病 精神力⇒適応力
この構築の軸かつエース。基本的に初手に出し、相手の面倒なポケモンのワンキルを狙う。ポリ2に強く出るためにメガ前に限るがダウンロード対策のd4振り。その他D方面が薄いのでよく役に立つ。
波動弾:メインウェポン。命中不安すぎる気合い玉は候補外。H252ドランを波動弾で中乱数なので注意が必要。
ラスカ:メインウェポン。ニンフサナキッスなどへの打点。その他格闘半減に対しての打点ともなる。
この指:クレセリアで積めれば勝ちという状況を考えて採用。大抵殴った方が早かったりする。
守る:縛られやすいので確定。
ウインディ@残飯 火炎放射/バークアウト/鬼火/朝の陽ざし
193‐×‐101‐124‐101‐161 h220b4c28d4s252 臆病 威嚇
この構築の軸。威嚇鬼火バクアでルカリオクレセを守る。努力値はわりと適当。ルカリオウインディで出していきたいところだが、地面の一貫によりランドの相手が難しく出しづらい。基本的に後投げしていくことが多い。持ち物は防塵ゴーグルなどから選択。その際はHを191に下げるかHに極振りして197にした方がいい。
放射:攻撃手段。ワイガ耐性と命中不安を考慮し熱風よりも放射を採用。
バクア:コンセプトにより確定。リザに対してクレセが瞑想積めるようになったり、ハイボをルカリオが1耐えしたりできる。
鬼火:コンセプトにより確定。Adownと定数ダメが評価できる。
朝の陽ざし:回復技。こういう構築には守るより欲しい場面が多い。守るもあったらあったで便利なので好みだが、回復が残飯頼りになるのは、リザに対して回復が間に合わないので痛い。
クレセリア@防塵ゴーグル サイコキネシス/凍える風/瞑想/月の光
223‐×‐170‐95‐150‐127 h228b108s172 図太い 浮遊
裏エース。その詰め性能は非常に高く、苦手な相手であっても盤面を整えて積むことで、押し切って勝つこともしばしばあった。初手から出して凍える風でルカリオ等をサポートしながら積む時はウインディほぼ必須だと感じた。なお調整は最速メガマンダを凍える風1回で抜けるようにしているが、悩ましいところ。(b)sを削ってcに回した方が有利に働く場面もあった。削るとしても最速ボルトは凍風1回で抜きたいところなのでラインは難しい。バレルの処理速度がどうしても遅かったためゴーグルを所持。
サイキネ:バレル・テラキへの有効打点。vsエルテラでは、草結びが決まらないと1体持ってかれやすいので、被害を抑えるには重要。
凍風:s操作技。スカーフ持ちなどの高速アタッカーのsを下げ、メガルカが上を取るために重要。マンムーが処理されてもこちらでマンダランドを処理できる。
瞑想:コンセプトにより確定。とにかく強力で、2積みから対面できればサザンを厳しいながらも狩れたりする。欲張って積み過ぎないプレイングが重要。
月の光:コンセプトにより確定。雨相手に回復量が1/4なのが辛いが、高耐久で回復技を持てるのは優秀。急所も想定して早めに回復しておくといい。
187‐155‐126‐×‐81‐145 h12a44b204d4s252 陽気 厚い脂肪
挑発が面倒なボルト、ルカリオウインに強いランドを対策するための要員。ルカリオマンムーで初手出しすると対ガルスタンに対してとても安定した。氷柱落としを外して負けるのが嫌だったので、珠167ボルトの馬鹿力や216ランドの馬鹿力を耐えるまでBにガン振りしている。しかし、ガルの猫や熱湯などを誘いやすいポケモンなため、調整が崩されたり、特殊技で倒される事が多々あった。よって、B方面を197ランドの馬鹿力耐えまで下げて、HAに配分するのも強いだろう。馬鹿力と氷柱張りは悩んだのだが、ウインディクレセリアに対し強く、ルカリオの上を取れるスカーフバンギのことを考えて馬鹿力にした。
氷柱落とし:メインウェポン。ボルトランドを一掃できる。最近はマンムーの前に居座るランドが多いように感じるのでよくハマった。また、Bも厚くして保険を掛けているので、ランドへの氷柱落としを強制されることなく打ちやすい。
地震:メインウェポン。ドランガルド…etcに撃つ。
岩雪崩:貴重なリザガモスなどへの有効打点。特にガモスは蝶舞ギガドレだと辛いのでシビアな立ち回りが要求される。ガモスがいたらほぼ強制初手。
馬鹿力:スカバン処理用。また、ルカリオが処理された後のグロパンガルが辛いが、それを大きく削れる。
マリルリ@達人の帯 アクテ/じゃれつく/叩き落とす/守る
207-111‐100‐×‐102-70 h252a244d12 意地っ張り 力持ち
ここまでで重いサザンガルド倒すマンとして採用。А-1アクテでランドを落とせ、177ボルトの十万ボルトを耐える調整。これも改良の余地があり、腹太鼓マリルリやニンフィアのことを考えてHAを大きく削ってsに回し、アクテ→滝登りが命中的に安定しそう。守る持ちが極端に少なくなっているので守れるように、また、物理ボルトには負けることからチョッキを選択せず。チョッキを選択するならばボルトは守りたいところ。
(追記:s13現在はチョッキにし、滝登りアクジェ入りにした方が汎用性が上がりそう)
アクテ:メインウェポン。当たらないので滝登り推奨。ランドの処理をはやめたいならこちら。
じゃれつく:メインウェポン。サザンやマリルリに撃つ。
叩き落とす:ガルドクレセに撃つ。この構築で重いこの2体の処理のため搭載。
守る:遅く安定しづらいので確定。
ボルトロス@命の珠 十万/草結び/挑発/電磁波
155‐×‐90‐177‐100‐179 h4cs252 臆病 悪戯心
積み構築に強いスイクンを狩れ、上からテラキをワンパンできる枠として採用。ここまででドーブルメガゲン雨に安定しないので、欲しい要素を無理やり詰め込んだボルトロス。最悪電磁波を撒いておけばバグ待ちという戦法も取れる。
(追記:s13現在はチョッキマリに伴い、挑発⇒守るにすべきか)
十万:メインウェポン。ミロカスイクンリザや他多数へのダメージ蓄積用。
草結び:ラグテラキトドンピンポ。
挑発:一時期ホロゲンやトリル下噴火ドランを考えてなりきりにしていたが余りに弱かったので、ドーブルバレルに対応できるこちらへ変更。毒々も少しは対策できる。
電磁波:雨対策用。かつ、ガモスに舞われた時のストッパー。ラムは泣くしかない。
3.基本選出や立ち回り
vsガルスタン(ボルトランド入り)(クレセはいない方がこの選出を通しやすい)
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ボルトランドに打点が持てるマンムーとガルーラに強いルカリオから入り、ルカリオがランドに邪魔されることなく波動弾を通せるようにします。基本的にこの選出がガルスタンにはとても有効です。
vsガルスタン(ボルトなし)(クレセあり)
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マンムーを抜きマリルリを後発に控えた形。上で重かったクレセに強くするため、CHALKに比較的強いマリルリで対CHALK性能を落とさずクレセに対応する。
vsガルスタン(CHALK系+ボルトロス)
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ルカリオマンムーからクレセoutマリルリinの形。ボルトの処理がマンムーの一手となってしまうため、マンムーを大事にすることが求められる。
vsバンドリュマンダ
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苦手なPTであるバンドリマンダ。凍風を通せれば勝ちが一気に近くなるので、クレセを簡単に捨てないプレイングが必要。
vs雨(ニョロルンパ)
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ボルトで電磁波を撒き圧力をかけながらクレセの要塞化を狙う。要塞化が成功すれば雨下といえど強いカードになれた。
vs雨(ラグ入り)
↑とほぼ同じ。相手を見て変更。
ラグに草結びで試合を一気に持っていくことを心がける。草結びを読まれ守られたら凍風を当ててsを下げたりしながらラグの速い処理を心がける。